hilowmy’s diary

のんびり日常の事。Twitter:hilowmy_ , Instagram:763_ , hilowmy , note:763 国内最大手の化学メーカーが作る先端素材を用いた清純水製造装置のプロモーションなどを、大手企業と組んでます。

術前と術後の感情・見つかった肺がん

続きです。

10月上旬〜10月中旬にCT検査、造影MR撮影、PET-CT検査をして結果が出ました。

呼吸器内科「うん、外科に行ってね」
呼吸器外科「癌だね!肺、切ろうか!いつ切る?」

染み付いた関西の嫌な感じの無いノリで、明るく言ってくれた先生達。そのノリで私も「サクサクやっちゃってください!」と手術の日取りを決めた。悲しいとか、怖いとか、不安とか無く、笑いながら「癌になっちゃたよ、がーん」って笑いながら言っていた様に思う。

この時は息子の事や家のことを、どうしようとか考えるだけで自分の事は置いていた。もっとも普段から「私になにかあった時」を想定して動いていたので、自分の感情は無意識にどこか安全な所へ置いたように思う。

告知されてから、手術日まで約1ヶ月しか時間が無い。私の仕事を前倒し、ケアマネジャーに連絡。息子に家事援助のヘルパーさんが来てくれるよう手続きをしたり、五ツ木の模擬テストの付き添い、学校懇談、期末テストに向けての見守り、病院には3回。深く考える暇が無いほどに忙しかった。その忙しさが落ち着き荷造りをはじめた頃から精神的に来た。そして月末は完全にメンタルが落ちてしまった。

余裕まだありそうに見えるTweetだけど、かなりしんどくて。食事も取れなかった。水を飲んでも吐いた。そして姉の言葉を思い出す。

そして12月。

日付が変わり一線を超えたのか開き直れた。

 

入院説明の日と、手術当日は友人が家族代わりに来てくれました。一瞬、不安がピークになりパニック発作を起こす手前まで来て、震えが止まらなかった。開き直りきれてなかった。でも、きっと大丈夫、全てうまくいくと願いつつ震えていたら、友達がヨシヨシしてくれて落ちついた。そして迎える手術日、まな板の鯉。友達にまたね、またランチ行こうね!って約束をして手術室へ。

起きたら終わってる。本当にそうだった。いつ眠ったのだろう。終わっていた。たくさんの管に繋がれていたけれど、どうやら成功したらしい。術後の感想は「生きてる!」ICUで変な笑いをしていたかもしれない。一つ大仕事を終えた時のように。切除したばかりのツヤツヤな私の肺を友人が写真を取ってくれて、説明も受けてくれて私のLINEへ送ってくれた。(そのLINEを見たのはICUから出た後)手術の翌日は色々とあり緊急手術。考える暇がなく2回目は麻酔から覚めてから、何となくしんどかった気が。2日連続手術の後に一般病棟へ移りました。

手術前後は精神的に食べきれ無かった病院食も、モリモリ食べれるようになりこの記事を書いているいま、色んな管は全て取れシャワーを浴びれるほどになり、精神的にも落ち着いている。息子は学校に塾にと頑張っているし、介護ヘルパーさんなども入っていただきゆるりとしてる。

 

病理検査に出した肺がどの様な状態か、ハッキリ分かればチクリと残す不安は消えて別の何かになるのだろう。

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リハビリが少し痛みで辛いので、石切丸のラバーストラップを院内バッグへ♬にっこにこ!